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古民家の耐震、どう考えるか - 鑑定・診断から「制震」という選択まで
古民家の耐震、どう考えるか ―― 鑑定・診断から「制震」という選択まで 「古い家だから、地震が心配」。古民家を考える方から、最もよく聞く不安です。今回は、実際に手がけた古民家の耐震補強を例に、古民家の地震対策をどう考えるかを記します。 まず、鑑定する この物件では、全国古民家再生協会の古民家鑑定を行いました。私はこの協会に所属する古民家鑑定士として、建物の状態を鑑定しています。柱や梁、土台、基礎、これまでの改修の履歴。古民家を正しく評価するには、その家がどう造られ、どう時を重ねてきたかを読む必要があります。 協会の古民家鑑定には、伝統構法の建物に対応した耐震診断がセットになっています。この耐震診断は、協会の耐震診断を専門とする担当者が実施します。鑑定と診断、それぞれの専門家が関わることで、一軒の古民家を多面的に評価できる仕組みです。 診断の結果は、意外と良かった その耐震診断の結果、実は結構いい数字が出ていました。これは、古民家を考えるうえで、とても大切なことです。 「古い家=地震に弱い」と思われがちですが、それは正しくありません。しっかりとした
北村 統之
7月26日読了時間: 3分


古民家の設備は「ある」と「使える」が違う ─ 水漏れと給湯器の話
古民家を買うとき、多くの方が構造や間取りに目を向けます。しかし、実際に住み始めてから困るのは、設備であることが少なくありません。私自身が立山町の拠点で直面した、二つの出来事をお話しします。 水道料金が、おかしい 請求書を見て、数字を疑いました。使った覚えのない量です。メーターを確認しに行くと、蛇口をすべて閉めているのに、コマが回り続けている。どこかで water が漏れていました。ひと月で60㎥。一般的な家庭の何倍もの水が、地面に吸い込まれていた計算になります。 古い家では、給水管が地中で劣化していることがあります。目に見えないため、請求書が来るまで気づけません。 漏水には、自治体の救済措置がある ここは、ぜひ知っておいてください。漏水による過大な水道料金には、自治体の減免制度があります。 私の場合、立山町に相談したところ、対応していただけました。 これは立山町に限った話ではなく、多くの市町村に同様の制度があります。古い家に住む方、これから古民家を買う方は、覚えておくと役に立ちます。漏水に気づいたら、まず自治体の水道担当に相談してください。 給湯
北村 統之
7月16日読了時間: 3分


古民家を事務所にする ─ 立山の拠点に、畳を入れました
立山町での二拠点居住を進めるなかで、古民家の一室を事務所として使えるように整えています。今回は、物置状態だった部屋に畳を入れるまでの記録です。 物置から始まった 手をつける前、その部屋は完全な物置でした。布団や家具が積み上がり、床が見えない状態。古民家を購入したり、譲り受けたりした方の多くが、まずこの光景に直面します。 床を見る、ということ 荷物を出すと、板の間が現れました。ここで大事なのは、すぐに仕上げにかからず、床の状態を確認することです。古民家では、床下の湿気や、根太・大引きの劣化が進んでいることが少なくありません。表面だけ新しくしても、下が傷んでいれば意味がない。構造を見てから、仕上げを決める。これが古民家を直す順番です。 畳を入れる 状態を確認したうえで、畳を敷きました。畳は、古民家との相性がいい素材です。調湿性があり、断熱にもなり、何より空間が本来の姿を取り戻します。畳が入った瞬間、部屋の空気が変わりました。 古民家は、手を入れれば応えてくれる 物置だった部屋が、いま仕事場になっています。眠っていた家を、また使える場所に戻していく。そ
北村 統之
7月14日読了時間: 2分


草刈り(一部)完了。 二拠点で進める、古民家再生のはじめの一歩
立山町での二拠点居住を進めるなかで、いま力を入れているのが、岩峅寺の古民家「K邸」の再生です。先日、その第一歩として、敷地の草刈りを行いました。 長く手の入っていなかった敷地は、木や草が生い茂り、建物の姿も見えにくい状態でした。刈り進めていくと、明治期の農家建築であるK邸の全体像が少しずつ見えてきます。庭木の一本一本、建物の佇まい、その場所が持ってきた時間が、草の下から立ち上がってくるようでした。 大阪と立山町。二つの拠点を行き来する暮らしのなかで、私はこの富山・立山の土地に、ただ「住む」だけでなく、地域に眠る古民家を次の世代へ活かしていく関わり方を選びました。都市と地方を往復するからこそ見えてくる、それぞれの土地の価値があります。K邸は、その象徴のような場所です。 このK邸を核に、岩峅寺駅や宿坊建築など、地域に眠る歴史的資源を次の世代へつなぐ取組みを、地域の皆さまと共に進めています。 「守るだけでは、遺せない。使いながら、遺す仕組みを、共に。」 草を刈ることは、その大きな構想の、ほんの小さな、けれど確かな一歩です。二拠点の暮らしと、この土地での
北村 統之
7月10日読了時間: 1分


立山町 2拠点居住計画
新しいライフスタイルの提案:立山町での2拠点居住計画を紹介します。自然と暮らす楽しさ、地域との関わり方、実際の取組をまとめたブログ記事をチェックしてください。
北村 統之
6月18日読了時間: 1分
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